Weblog

「それ(震電)」は様々な「思い」を乗せて…。(製作発表会レポートその3)



残暑お見舞い申し上げます。
連日の猛暑には閉口しております。皆様はお変わりなくお元気にしていらっしゃいますか?

…さて、冒頭にも述べた通り厳しい残暑が続く中、発表会の様子も熱気真っ只中のところを紹介中であるが、その筆運びの速度はいかがなものかという疑問はひとまず置いておこうと思う次第である。

前回は「オーナー登録」の概要をご説明したと思うが、今回はモックアップ(木型原型)とラピッドプロト(光出力による外観試作)をもとに語られた震電そのものに関わる話をしたい。



モックお披露目:完全に造形村お手製の原型である



【震電とは?】

そもそも、今さらではあるが、皆さんは「震電」という飛行機をご存知だろうか?

もちろん根っからの飛行機やスケールモデルファンであれば当然ご存知かもしれない。

しかしながら、例えば飛行機マニアと呼ばれるほど(または自称するほど)のヘビーユーザー諸氏からすると、知ってはいるがまともに実践配備すらされていない機体に興味は薄いという方もおられるのではないかと思う。

ましてやキャラクターモデル専門のモデラー諸氏にはもしかしたら某アニメに出てきた飛行機の方が馴染みが深いのではなかろうか?

そんな曰くありげな機体をなぜシリーズ初弾という重要なアイテムにチョイスしたのか、「震電」という飛行機の持つ魅力から分析していこうと思う。



モック開示:モックやラピッドプロトに対して積極的に反応するプレスの方々


【試作機は男のロマン?】

「震電」とは第二次世界大戦末期に海軍の命により九州飛行機が敵の長距離爆撃機(B-29。当時このB-29が闊歩する高度10,000mで満足な性能を発揮できる日本の迎撃戦闘機は存在しなかった)に対する迎撃用の切り札として試作開発した十八地試局地戦闘機で、機体後部にプロペラ、機首付近に小翼(本来の尾翼)を配したいわゆる前翼型・エンテ型と呼ばれる独特の機体形状を持つ飛行機である。(先尾翼型ともいう)

前述した機体後部に6翅のプロペラ(直径を増やさず期待する推進力を得るためのもので、量産型では直径は維持しつつブレード一枚辺りの面積を5割増しにした幅広の4翅プロペラへ変更する予定だった)を持つその一風変わった姿だけでなく、B-29迎撃のために必要な火力とされる4門からなる30mm機銃(実際には未搭載だが設計上は存在、そしてキットでは見事再現)、他の日本海軍機とは根本から異なったフレームを配した機体内部構造など、まさに当時の我が国が置かれていた逼迫した状況を打破せんと最新技術を盛り込まれた設計思想に、現代人である私ですら「この機体が完成していたら」と思わずにはいられない底知れぬ「何か」を感じてしまう。

そう、もし「これ(震電)」が間に合っていたら。

高度12,000mの上空からそのパワーと火力で敵機に迫るその姿は、まさに鬼神のごとく、護国の鬼かはたまた修羅かと言わんばかりの活躍で祖国の空を護ってくれたのではないか。

これは戦争擁護でもなく、また全くの個人的な想像でしかないが、それは、いわゆるロボットアニメの「スーパー兵器」然としたそれとは異なる、当時の人々の愛する祖国や家族をなんとしても護りたいという思い、願いが込められた「生」の迫力「オーラ」と言っても良い)に心惹かれるのではないかと思うのである。

そのことを開発者M氏はこう語る。


「あの当時、あの状況下で作り上げられた第二次世界大戦における日本人最後の意地の象徴。そんな機体に夢を乗せて、第一弾の機種として震電を選びました。」


と。

実際に「もし震電が実戦配備されていたら?」を基に描かれた架空戦記は非常に多い。

また、実現こそされなかったものの、「震電ジェット化計画」なるものも存在した点を考慮しても、いかにこの「震電」という機体が男心をくすぐり、乙女心にも訴える何か(ヒーロー性なのか神秘性なのかは分からないが)を秘めた機体であるかはもはや多くを語るまでもないだろう。(事実、実に多くの女性の方々からもすでにご予約いただいている)

これ以上の詳細については「震電」関連の書籍が数多く出版されているのでそちらをご参照いただきたいが、「震電」という試作機ならではの神秘性故に多くの人が資料を求め、検証し、文献を残す反面、立体化に際しての「タブー」的な制約が生まれてきたことは事実である。

その現状に対し、新規参入を果たした造形村があえてこの機体に挑もうとする決意のようなものが、当時の震電を世に生み出そうとしていた「日本人の意地」と重なって感じられるのは私だけだろうか。

そんな魅力的な飛行機達を「プラスチック」という大いなる可能性を秘めた最高の素材を用い、「インジェクションプラスチックモデル」というかたちで現実のものとしようという試みそのものが造形村「SUPER WING SERIES(TM)」なのではなかろうか。

そして、それらを通じて「スケールホビー」の世界を作り上げていくのが「造形村」という類稀なる(「震電」同様「一風変わった」と称しても過言ではないだろう)造形集団が提案する「世界観の構築」というものなのだろうと私は理解することで、この度の発表会レポートの締めとさせていただきたい。


以降は会場での質疑応答における内容を簡単に紹介しておきたいと思う。また、開発陣個々の思いや裏話などは今後も徐々に語られていくことと思われるのでご期待願いたい。

以上、最後までお付き合いいただき誠に感謝の極みである。


【質疑応答】



質疑応答1:熱気に帯びたムードの発表会とはうって変わって気さくな雰囲気で行われた


Q:なぜ震電を選んだのか?
A:マジメな理由の他、カッコイイから!社長が好きだから!などなど本文参照のこと。

Q:内部構造まで作られているとのことですが、クリアーは出しますか?
A:是非検討させていただきます!
→逆に欲しい人いますかと来場者に投げかけてみたところ「いらない」という意見もあり賛否両論といった様子でした。

Q:中身が見えたり、実機を組むような工程でパーツ割りされてるとのことですが一体外装は出ますか?
A:是非検討させていただきます!

Q:従来のキャラクターものの片手間でスケールモデルをやらないで欲しいのだが?
A:プロジェクトチームを組んでの全力投球です!

Q:今後も日本機ですか?
A:「かつてこの空に〜」というのは日本の空だけのことではなく、世界各地のこの空に同じ思いを馳せていた人たちがいたはずなので、そういった人達の思い込めて他の国の飛行機もぜひやりたいと思います!

Q:1/32だけですか?(大きくて置き場所がないので)
A:最初は1/32で行こうと考えておりますが、後々は1/48なども展開したいと考えております!

Q:専用展示ケースなどがあると嬉しい!
A:見栄えと飾るスペース確保も視野に入れて是非検討させていただきます!

Q:特典フィギュアはプラスチック?ウレタン(キャスト)?
A:現時点では弊社長年のノウハウを活かしてウレタン製を考えております!

Q:整備兵が欲しいです!(試作機ならではなのかパイロットよりも整備兵人気??)
A:是非参考にさせていただきます!

Q:脚はメタル製の物も欲しい!(曲がらないか不安)
A:是非参考にさせていただきます!

Q:こんなにぎっしりの中身で本当に外板が閉じられるのか?(組みにくくはないか?)
A:大丈夫です!

Q:高齢者の方などでネット環境を持ってない人もいるので電話・FAXなどによる従来の注文手段も残しておいて欲しい!
A:今回は先行で2店舗とWebですが、随時整えていきたいと考えております!



質疑応答2:関心を惹いたのか「オーナー登録」についての質問も多かった


Q:ユーザーが開発に参画できるというオーナーズミーティングに興味があります!
A:ありがとうございます!→内容を説明(本文参照、詳細は決定次第公開予定)→ぜひご登録を!

Q:オーナー登録するとVS・VC・VIP以外に新しいメンバーズカードは増えるのか?
A:只今検討中でございます。

Q:金型は海外ですか?
A:海外ですが簡易金型ではなく本金型です。

Qスジ彫りは太くしないで欲しい!
A:これから調整中ですのでがんばります!


※上記以外のご質問・ご意見・ご要望を汲み上げる機会をこれからもどんどんご用意させていただきますので乞うご期待!






【編集後記】

皆さんこんにちは!

開発者ブログの中の人、開発者Tです。

初めましての人も、「またか」という人もよろしくお願いします!

さて、この度は「震電」発表会のご来場いただき、また、開発者ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。m(_ _)m

今回の造形村「SUPER WING SERIES(TM)」というシリーズは、単にスケールモデル初挑戦という意味だけでなく、「オーナー登録」を始めとした様々な試みが盛り込まれた、我々にとってもまさに「震電」(試作機)そのもの!

それだけの思い、願い、意気込み、やりがい、執念(?w)、その他様々なものが込められた一発目が「震電」ということになりますので、皆さんもぜひ期待していてくださいね♪


そしてぜひご予約を!(爆)


いや、絶対お得ですから!(私も初日にちゃんと予約しました:笑)


そうそう、予約といえば。

個人的な経験からすると、後で買おうと思ってもすでにどこにもなくってネットオークションなどで痛い目見たりすることがしばしばあるので、最近は「欲しい」と思ったものは必ず予約するなり、見かけたら即断即決即購入することを心がけています。(^^;

皆さんもそんな悔しい思いをする前にぜひともご予約することをおすすめします♪

そんなわけで、造形以外は全てにおいて不慣れな私達ですが(おっと)、今後もシリーズともども末永くお付き合いいただけたらと思いますので、何卒宜しくお願い致します!


でわでわ。^^ノシ
製作発表会レポート : comments (2) : trackback (x)

この記事へのコメント:

本日予約してきました。
もう少しでテストショットが上がってきそうだとか。
どんな出来なのか楽しみです。
今後の展開として女神様仕様とかジェットバージョンなんかあると面白そうですが。
(ちょっとフザケすぎ?)
予約特典などにいかかでしょうか?
アリエルさんURL02/Sep.2009 [Wed] 0:21XXl0p.8Q
>アリエル様

コメントありがとうございます!
開発者Tです。

ご予約ありがとうございます!
あちこち雑誌などで紹介される機会は増えてますが、まだまだ現物情報が少ないこの状況でご予約していただけるなんてとても嬉しいです!(T▽T)(嬉泣)

テストショット情報に関しても近々アップさせていただきますのでもうちょっとだけお楽しみにお待ちくださいね♪

ところで、女神様仕様やジェットバージョンは人気ですね〜。やはり架空戦記ものや「俺震電」は男のロマンですよね!

せっかくのオーナー登録システムもありますから、アリエルさんのお手元に震電が届きましたらぜひ登録してガンガンご要望くださいね。楽しみにしてます♪^^v
開発者TさんURL04/Sep.2009 [Fri] 8:289Li6EA/A

コメントする:










株式会社 造形村

※記事内の価格表記は、掲載時点での消費税率に基づいた価格を表示しています。