オヤジブログNo.139 - 日本陸軍戦闘機最期の意地 川崎 Ki-100 五式戦 ついに最新版SWSキットにて新発売!!
パッケージ側面
掲載日:2026.07.31

日本陸軍戦闘機最期の意地
川崎 Ki-100 五式戦
ついに最新版SWSキットにて新発売!!

 世界中のSWS兄弟の皆さんお元気でお過ごしでしょうか。

 記録的な熱波が北半球を襲っています。 ここ日本でも連日体温を超える気温が続いています、どうか兄弟におかれましても無理をせず、涼しい部屋でしばしスケールモデルの世界を楽しんでくださいますよう日本の空より願っております。

 さて、今回のオヤジブログでは、ついに日本陸軍戦闘機の有終の最後を飾り、あたかも彗星のように出現し、そして蒼空の彼方に飛び去っていったあの名機「五式戦」の発売を前に、まずはその組立説明書から、そして順次パーツ構成までを中心にご紹介いたしましょう。

SWS 1/32 五式戦
注目の日本国内の発売日は2026年8月8日。ご予約の皆さんから順次お届けとなります。

 そして8月5日 米国はインディアナ州フォートウェインにて開催されるIPMS会場の造形村ブースにて先行販売も決定! 開催直前のエアー便にて回送のため、限定少数個数での発売となりますが、世界で最も早くこの名機のキットを手に入れられるチャンス到来です。
 どうかこのイベントにご参加予定のSWS兄弟の皆さんには、満を持してのコレクションをしていただけますようお願いいたします。

SWS 1/32 scale 川崎 キ100 五式戦闘機 一型乙
価格:12,430円(税別)
2026年8月8日(土)発売
ボークス公式ホビー天国オンラインストアでのご購入はこちら

日本陸軍最期の単座戦闘機 1/32 川崎 Ki-100 五式戦

 最新版のSWS No.27「五式戦」キットは、なんとパーツ数274点に、デカールと風防マスキングシールをセットして、造形村開発チーム渾身の一機としていよいよ新発売となります。
 すでにご予約をいただいた方も、これからコレクションをご検討の方も、また五式戦には興味がない方も、日本陸軍最後の単座戦闘機の勇姿再現にご期待ください。

さあ、いよいよ五式戦キットの組立説明書解説ブログの始まりです。

なにしろこの戦闘機、1944年という大戦も末期、陸軍航空本部からの苦肉の策によって急遽生まれ出てきた機体ですから、随所に三式戦闘機飛燕からの改造や転用が施されています。
 その上、現在博物館に展示中の実機も後年レストア部分や他機からの借用部品などもあってキット化には大層苦労いたしました。
 そんな開発部門の事情や苦労なども想像いただきながら読み進めていただければ幸いです。

まずは五式戦誕生の秘話からの解説。そして本機が意外な活躍を見せた根本原因であるハ 112エンジンの解説もお見逃しなく。
 でも大戦末期のあの混乱の中、しかも連日の空襲による川崎航空機他、工場群の被災やベテラン工員の徴用による工作能力そのものの低下にもかかわらず、よくぞこんな戦闘機を前線に送り出したものです。

五式戦のプラモ化にあたって造形村の開発陣がこだわった要素がここに示されています。
すなわち正確で美しいフォルムの再現。 まるで実機を組み立てるが如き機体構造とメカニズムの再現。そして五式戦という戦闘機自体を学びながら、楽しく最後まで工作が楽しめる説明書の成立。
そうなんです。一見複雑にして難解なパーツ群も、基本的なプラモ工作の工具や用品があれば意外なテンポで、しかも楽しくこの興味深い日本陸軍戦闘機の模型を堪能することができます。
ただこのキットは、実機を本当に組み立ててゆく工程を突き詰めて再現しています。
よって工作にはこの説明書の通りに組み上げてゆく必要があります。プラモ工作の経験豊かなベテランモデラーのあなたでも、どうかこの説明書とその工作課程をしっかり頭に入れ、尚且つ説明書通りの工作をお願いいたします。

ハ 112エンジンの組み立て。
まさしくこの発動機の換装こそが五式戦登場の肝であり、SWSキットでもその再現に最も力を入れたところです。三菱製星型複列14気筒、最大出力1500馬力。 当時の最新鋭連合国機が装備する2000馬力級のエンジンには到底敵わぬ出力ではありますが、液冷ダイムラーDB601エンジンから軽量かつ整備の容易なこのエンジンの換装により、俄然その稼働率も向上し、ついには歴戦のパイロット達から大歓迎を受ける。 まさにその原動力になります。
好評発売中である1/32 Fw 190キットのBMWエンジンと比較しながら、しばしこのエンジンの工作過程をお楽しみください。

よく似た形状のパーツばかりです。
いきなり全パーツをランナーから切り離してはなりません。 前後、上下、接着タボを何度も確認して、正確な工作を確認してください。
ここで接着間違いを起こしてしまえば、元に戻すのにたいへんな苦労と傷の修復加工が伴います。 実はこの私もよくやるんです。(涙)

給気管の接着には特段の注意を!
これを間違えるといきなりピンチに落ち入りますぞ。
慌てるな、車は急に止まれない。 まさにそのままです。先を急がず慌てず、まずは仮組みと説明書での確認を!

ここまで来たら左右の集合排気管が所定の位置にピタリと決まります。
ん? まさか決まらないですって? う~~ん決まらないのには訳がありますよ。
まずは慌てずにもう一度最初から工作をやり直せれば良いのですが、固まってしまった接着剤はもう元に戻せません。説明書の最後にあるパーツリストからエンジンパーツを請求しなければなりませんね。
そんな事態に陥らぬよう、くれぐれも仮組み仮組み。そして正確な接着位置を何度も確認してくださいね。キットの設計者も工作する人がここで間違えないように何度も試作を繰り返しながら金型を制作はしていますが、何しろこの複雑な星型複列構造のエンジンの再現ですから、どうしても工作は複雑化してしまいます。
故にこのエンジンが完成した時は、ほっとすると同時に限りない達成感と満足感、そして美しくメカニカルな構造美に惚れ惚れしてしまいますよ。

美しく完成したエンジンに防火壁や補器類を装備です。
キットが完成してしまうとほとんどのパーツや構造は見えなくなってしまいますが、これを工作してきたあなたにだけの特権としてその残像が脳裏にくっきりと残ります。ここまでの工程を写真で残しておくのも大切ですね。大きく引き伸ばして工作の余韻にひたれるのもSWSキットの良さですもの。え?「もう自分はそうしていますよ。」ですって、なるほど。
私はそんな逞しいあなたが好きですぞ。

まだまだエンジンの工作は続きます。
いよいよエンジン架が装着されるところまできました。エンジンの重量とプロペラの回転モーメントに耐えられる重要な部分ですから正確な位置決めと強度が必要です。ま、これはプラスチック製ですから重量はあまり気にする必要はありませんが、取り付け部分の正確な位置と角度には注意が必要です。
エンジン架だけは、ここでの接着はせず、機体本体が完成した時にカウリングなどに注意しながら接合した方が良いかもしれません。 ここではまさに五式戦の前作である三式戦飛燕の首なし機を彷彿とさせる場面ですよね。

ハ 112エンジンの完成です。
工作お疲れ様でした。
この完成度と、心地よい疲れとが相まってなんとも言えない達成感が押し寄せてきます。
「そうだ。いっぱいここらでウイスキーの栓でも開けますか兄弟。」
いやいや、工作はこれからですぞ。
故障続きの液冷エンジンから、直径の大きな空冷エンジンに無理やり交換された本機の秘密が明らかになります。 どうぞお楽しみに~~

ここからは胴体の工作です。
プラモ工作にベテランのあなたなら、各部分も難なくスラスラと進んでゆけますよね。
しばし工作手順を目で追いながら楽しんでください。
ただし、くどいようですが各部品の仮組みは必要ですぞ。

さあ、ここまで来ました。単座機らしく胴体に何もかもが詰められています。
実機での工作らしく、このキットでは通常のプラモキットのようなバスタブ形式のコックピット工作は無く、あくまで川崎航空機工場での機体製造過程のような工作過程を経て進みます。
補器類の接着もいきなり片側に接着をしてしまわずに、必ず胴体両側のパーツを合わせながら正確な位置確認と、左右の胴体パーツに干渉しないように仮組み工作を頻繁に行いながら進めてください。

そしてエンジンとエンジン架の取り付けです。
ここで少しでもエンジン架の角度や接着部分に誤差が出てしまうと、後からカウリングやカバー類が組み付けられなくなってしまいます。
慌てず、焦らず、余裕を持って、エンジン架の仮組、そして次に来るカウリング周りのパーツを仮設定しながら組み立ててください。
ここが肝ですよ。兄弟~~~!

ほら! カウリングと各種カバー類に、カウルフラップの取り付けが始まります。
仮組みで正確に、キチっと各部が収まるかどうかです。ここで五式戦の表情や存在感までが決まります。くれぐれも慌てないように。時間に余裕をもって工作を進めてください。

そして主翼の工作に突入です。
しばし主翼の工作課程を楽しみながら写真を進めてください。

主翼に装備された機関砲や操縦席が完成しました。
上反角の確認や、翼の上下は綺麗に合っていますか。三式戦飛燕譲りの美しく頑丈な主翼です。

ここからはランディングギアの取り付けです。
主翼と胴体が綺麗に合体しています。操縦桿の破損に気をつけてください。主翼が綺麗に胴体に繋がるにはちょっとしたアクロバット的な工作が必要です。実機の工作もきっとこうだったのでしょうね。 胴体と主翼付近の外板の取り付けに注意が必要です。

さてさて、いよいよ主脚の取り付けです。
ここは向いの角度と強度、そして胴体と並行してタイヤが取り付けられているかという大切な工作です。
説明書にもある通り、入念な仮組みと確認、そして確実な接着と強度の確保が必要です。場合によっては、別売によるメタルの脚注を奢ってやるのも一手ですね。
ともかく完成後、何日も経ってから機体がヘタレ込んでは目も当てられませんね。

最終工程に突入です!
五式戦の姿がはっきりと見えてくる工程に入ってきました。
ここで気を許してはなりませんぞ。 ここでの細かな気遣いやパーツへの細部加工が完成度をグッと高めてくれます。
特にプロペラの整形とその薄さへの挑戦は完成機の鋭さを際立たせてくれます。プロペラスピンナー、風防も合わせ目をしっかり整合させてください。
本キットでは風防タイプが水滴型のため、見どころもアラも目立ってしまいます。
「神は細部に宿る」の格言を胸に、あなたのもう一歩の工作精度向上に期待です。

とうとう五式戦の工作はここまでやってきました。
みなさんお疲れ様でした。このブログをここまで見てきて、「よお~し、私も五式戦に挑戦するぞ~!」と立ち上がってくださったあなたに私は親愛とお礼のハグをしたいと思います。

日本機ファンのあなたなら、このキットの持つ限りない価値には拍手を送ってくださる事でしょう。また日本機に興味がないあなたも、この航空機が持つ悲しいまでの歴史を知ってくださればきっと心を動かしていただける事でしょう。

1945年 敗戦も間近に迫った日本の真夏の蒼空に、見慣れぬ空冷エンジンの戦闘機群があった。
日本陸軍最後の戦闘機として
その一身に祖国の命運を担った人達の活躍があった事を私たちは忘れません。

造形村が渾身の力を込めてあなたの航空機コレクションにこの五式戦を贈ります。


P-51となら互角!

 歴戦の日本陸軍戦闘機パイロット達からも絶大な信頼をおかれていたKi-100こと五式戦。
迫り来る怒涛の連合国、いや米軍の最新鋭戦闘機達を前に一歩も引かず善戦敢闘した陸軍戦闘機隊最期の姿に、今もなお、これがもう少し早く最前線に間に合っていたならば……。

 そんな叶わぬ願いを両翼に煌めかせて最後まで本土防空戦闘を戦い抜いた孤高の戦闘機の立体化と発売できる日がとうとう迫ってまいりました。

 造形村開発チームは
唯一の残存機を、英国はRAF博物館の御理解と、展示場に通い詰めて細部詳細までを徹底取材。
1/32スケールでの再現は、もうこれ以上は無理、限界というところまで突き詰めてSWSキット化をいたしました。

 奇遇を父に、産みの苦しみを母として、大戦末期という混乱の中から生み出されてきた五式戦という戦闘機。
 本機が醸し出す、まさかの実力発揮の場面に居合わせたかのような臨場感までをお楽しみいただければ幸いです。

 いよいよ次回のこの親父ブログでは、五式戦のキットパーツの詳細を写真でご案内いたします。
どうぞお楽しみに~~~!

造形村 代表 重田英行

世界初!!
SWS 1/32 Ki-100 五式戦
IPMSフォートウェイン造形村ブースにて
先行発売決定!!

少数限定個数につき先着順の発売となります。どうぞお早めに!!!


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