オヤジブログNo.039 ウーフー編 第二話

- 目次 -
  • ■ 今年も行ってきました!! ドイツ ニュルンベルグトイショー!!
  • ■ さて、試作品ではありますが。SWSウーフーの組み立てをお目にかけましょうか。

■今年も行ってきました!! ドイツ ニュルンベルグトイショー!!

 北半球にお住まいのあなた、毎日寒い日が続きますがお元気にお過ごしでしょうか。

また南半球にお住まいのあなたなら、毎日暑い日が続いているのでしょうね。どうか身体を大切に、スケールホビーを楽しんでくださいね。

 さて先日、私達造形村のメンバー6名は、1月31日から2月4日までの一週間。ドイツニュルンベルグで開催される、世界最大のトイショーに,スケールモデルメーカーとしてブース参加をいたして参りました。

 ブースに展開したのは、新製品の1/32ウーフーの完成品を筆頭に、雷電、震電Ta152、A-1H、P-51Dまでが勢揃い。

 そして待望の1/48シリーズからは震電、Ta152が、いよいよ最終テスト版を展示。
その他、攻略本やアフターパーツなど、SWSキットのオールメンバーが勢揃いをいたしました。

 今年は心配していた雪の被害も無く、雨模様ながら、とても穏やかな天候のもと、世界中のトイ、ゲーム、知育玩具、鉄道模型、そしてスケールモデルなどなどが巨大な会場に集結。

 沢山のバイヤーを相手に熱のこもった商談が連日繰り広げられました。

 写真のとおり我が造形村ブースにも、各国各地からの小売店や問屋さん、中にはアフターパーツメーカーや、コラボ希望のメーカー、そして取材の出版社や、個人のSWSキットファンの皆様までが入り乱れて来場。 

 連日、そして終日、造形村らしい熱気に包まれていました。

 ただ、欧州全般が不況の影響のためか、バイヤーの皆さん、仕入にはとても慎重でした。

 無論、そんな中にあっても、造形村の注目商品の情報収集には皆さんとても積極的で、SWS次期新製品ウーフーの発売時期。
注目の日本機、雷電のキット内容には毎日沢山のカメラが朝から閉会時間のぎりぎりまで向けられていました。

 期間中、造形村ブースにお越しいただきましたすべての皆様に心から御礼を申しあげます。
ありがとうございました。

 そしてまた、今回から新しくSWSキットをお取り扱いいただくことに決定をいただいた、全てのお取引先様には全社員を代表して御礼を申しあげます。

 ありがとうございました。今後とも素晴らしい商品をお届けして参りますので、どうぞSWSキットをよろしくお願いいたします。


■KLMオランダ航空にて、アムステルダムを経由。いよいよドイツ、ニュルンベルグ空港に到着です。ほら。御覧の通り、青空ものぞく天気に恵まれて・・・・・・。
ところが青空を見たのはこの日一日。あとは、ずっと雨模様の天候でした。でも雪が無かったのは幸いでした。

■空港からホテルまでは直行の地下鉄で20分。便利!!しかもかなりのスピードで走る車両は頑丈で座席はガラガラ。とても快適です。
日本の地下鉄や郊外電車の混みように比べたら、拍子抜けするほどの快適さです。

■ほらほら、車窓からはドイツの街並みが。日本のそれとは全く異なる風景が続きます。まず歩行者の姿が皆無。ミニバイクや自転車も余り見ません。日本ならそこら中にあるコンビニも。冬空のためかなあ?だからドイツではちょっとした買い物に苦労しました。

■さあ!本日から戦闘開始のゴングが鳴ります! 会場正面にて記念撮影です。外は寒くても会場内は暖房が!!おかげで乾燥して喉が痛いのが難点です。

■見よ!これがニュルンベルグトイショー、今年の造形村ブースだっ!
はるばる日本から持ち込んだスケールモデル世界を驚かせる数々の商品、完成見本達。さあて、明日から来場の皆さんは驚いてくれるでしょうか。

■1/32ウーフーの勇姿。今回の展示は発売直前とあって、沢山の人がこの機体の写真を撮っていました。
発売日の質問も多かったのですが、キャノピーの作り直しでそれが遅れる事を知ると、一様に残念そう・・・? いや、意外な事に、賛同の方が多かったのには驚きでした。

■こちらは日本機から「雷電」も。スケルトン状態が新鮮なのか、バチバチ写真が撮られています。その繊細にして詳細なディティールの再現に、しばし無言で食い入るように見ておられる人多数です。
日本機ファンの皆様期待して待っていてくださいね。

■ここが我らがホテルの全景だ。会場まで地下鉄で約20分。とても便利なところに。外観は伝統的な雰囲気ながら、内部は近代的な設備です。
朝食はドイツならではの豪華なバッフェが。なにしろ日本ではあり得ない肉類やパンが食べ放題。綺麗な部屋とサービスに感謝です。

この食べ放題のハムとソーセイジとチーズをみよ!我々は毎朝これをしこたま仕込んで会場まで出発するのでありました!
でも草食系の日本人に毎朝は到底無理!!5日目の朝にもなると、だんだん食べれなくなってしまいました。 ふう~!毎朝これは無理ですよあなた。

■こちらもそのまんまの肉類がドド~ンと毎朝毎朝陳列です!
にこやかに挨拶してくれるホテルスタッフに感謝。 そして美味しいハムやパンにも感謝です。 帰国後、今頃になって、「ああ~もっと食べとけば良かった~」とは、スタッフ全員の声です。

■例によって造形村メンバーの夕食はこの有様。
今夜は肉とポテトと肉みたいな!もう、私のダイエットにおける決意など、木っ葉みじんというか、風前の灯火というか、せりだしてくる下腹に手をやりながらナイフ、ホークだけは動かしまくるのでありました。とほほほ。

■最終日。会場の中庭になぜか突然花火が!
でもこの花火を見る度に「ああ~今年もはるばるニュルンベルグに来ていたんだ」との思いがこみ上げてきて、とても和やかな気持ちになります。
さあ!もっともっと良い物を作らねばあ~~!! 造形村SWSは頑張ります!


■さて、試作品ではありますが。SWSウーフーの組み立てをお目にかけましょうか。

■DB603エンジンパーツ
一見すると複雑そうに見えますが、なんの! 組み立て説明書通りに組んでゆけば、あっけないほど簡単に組み立てられます。
カウルフラップと防弾パネルの表現など、単体でも、たまらないほど魅力的なエンジンが組み上がります。

 さてさて皆様お待ちかねのSWSウーフーですが、キャノピーの改修に思わぬ時間がかかってしまい、発売が遅れてしまいましたこと深くお詫び申しあげます。

 そこで遅れついでに、この期間を利用して、私がいつも発売前に行う試作品の工作を、特別にお目に掛けたいと思います。

 一刻も早くSWSウーフーを手にしたいあなたでしょうが、またそのお気持ちは私同様、痛いほど判りますが、ここは一層素晴らしいキットとするために、今しばらくのご辛抱をいただき、しばしの間、私と試作品の試しの工作をお楽しみください。

 え、そこでまたもや、やり直しなんてことが起こったりはしないのか?

 ですって。 そう、あなたのそのご心配の通り、しばしばSWSキットの発売は私のこの試し工作のせいでストップがかかってしまうのです。

 もしもこれ以上、発売が遅れた場合。それは私に試し工作をさせた事が最大の原因だと、どうか皆さん、潔くあきらめてくださいね。

 でも大丈夫。 ほら、遅れれば遅れるほど、価格はそのままなのに、キットの内容は良くなり、おまけまで奮発されてしまうのですもの、発売遅れ大好き!

 なんて言う人まで・・・・・・は、さすがにいないか。

 さあ、キットがドンドン良くなって行くのを信じて、しばしの間、私の試し工作をご一緒に楽しんでくださいね。

 余談ではありますが、前号の私のこのブログの「キャノピーの作り直し」について、世界中の読者からお叱りならぬ、それどころか却って沢山のご声援と励ましの言葉をいただきました。

 中には、それでこそSWSの真髄。とまで誉めていただくメールもありました。

 自信をもって「遅れますが、更に良くなります」と、申したものの、本当は内心、申し訳なさでいっぱいでした。
でも皆様からの応援の声を聞き、これで良かったのだ。と、今は勇気のようなものが沸いてきます。 

 メールをいただいた皆様本当にありがとうございました。

 さて、試し工作です。

 まずはダイムラーベンツDB603エンジンの組み立てから行きましょう。

 写真の通りパーツの全貌を確認します。

 この時、服のそでや工作場の何かに引っかけたり、落下や踏みつけなど不注意による事故や、破損しやすい繊細なパーツの取扱に注意をする他、工作そのものは組み立て説明書通りに工作を進めればとても簡単です。 

 またこの試し工作でのパーツは、試作品のため「銀色ランナー」ですが、販売品はすべてグレー色のランナーに統一して製品化されています。

 さあ、いよいよニッパーを入れて行きます。
ここで、パーツ付近の湯口部分からイキナリ切り出すのではなく、周囲、遠くのランナーからニッパーで目的のパーツを囲むように切断しながら、パーツそのものにはよけいな力が加わらないようにすると、綺麗なパーツのままでで切り出すことができます。

 特にスパークプラグの配電コードのような細いパーツなどには注意が必要です。

 SWSキットの場合、すこし柔らく、柔軟性に富んだプラスチック素材を使用していますので、ニッパーとの相性も良く、また折れにくく、このエンジンでも、それはそれはあっけ無いほど簡単明瞭に切り出し、そして組み立てが終了してゆきます。 

 この時、実物の写真を参考に、各部のパイプなどを追加工作すれば、もはや1/32スケールのキットでこれ以上は望めないほど精密なDB603エンジンを完成させることが出来ます。

 完成したエンジンを手のひらに載せて観察すれば、その詳細なモールドとパーツ構成の妙から、このエンジンの力強さが伝わってきます。

 それにしてもドイツのエンジンはどれもカッコがイイですね~正にほれぼれするほどの迫力です。私など、この状態で数週間は楽しめてしまいます。

 例によって、今回のこのDB603エンジンも、左右の本体を正確に組み付けるために工作のガイド用としてピストンまでがモールディングされています。

見えなくなってしまう部分ではありますが、それは製作者だけが知っている秘密のようなもので、正にSWSキットならではの醍醐味の一つでもあります。

 ここまで私の工作時間は2日間。
夕食後に3時間ほど、約7時間で組み上がりました。

 ただ、単に組み立てるならばもっと短時間で終了できたでしょうが、各部を楽しみながらゆっくり工作を進めた結果です。
塗装をする場合は、組み立てながら行う塗りの作業が増えますが、このエンジンの場合、時間を掛ければかけるほど良くなりますので、たっぷり時間と手間とアイデアをかけてみてはいかがでしょう。

 さて、あなたならこのDB603をどう調理をされるのでしょう。

 私のここまでの感想として、それはそれは 楽しかった。 の一言です。

■シリンダーブロックとピストン
正確に本体を組み上げられるよう、このエンジンでもピストンとシリンダーブロックがモールドされています。
見えなくなるとはいえ、正にスケールモデラーの密かな楽しみが凝縮されているような場面ですね。
「動かしてみたい!」ほう!挑戦してみますか!あなた!!

■左右の翼端灯&着陸灯のカラーパーツが完成してきました!
赤と緑とそして黄色の小さなパーツ。
これが「ご予約特典」として2013年2月末日までに、SWSウーフーをご予約の皆様にプレゼントされるレジン製パーツです。
とても小さなパーツながら、He219の雰囲気いっぱいに完成することができますね。ご予約済みの皆様、ぜひお楽しみに!!

■ウーフー(スケルトン)の勇姿をみよ!
発売まであと少し! メタルワークの魔術師「小林さん」の手になる特別なHe219が完成した。
これは、キットと同時に発売が予定されている「He219攻略本」に掲載が予定されているもので、一足お先に皆様に御覧いただけたらと思い掲載しました。綺麗な3点姿勢での完成にご注目! 勿論、キットには必要なウエイト及びその重量に耐える為のメタル製ランディングギアパーツがセットされている。
世界屈指のモデラー達がウーフーの組み立て工程を解説する人気の攻略本をお楽しみに!!


 そして次回はいよいよコックピットを工作してみましょう。

どうかそれまで、風邪など引かぬよう、体調にはくれぐれも注意の上、北半球の皆様には暖かくしてお過ごしくださいね。

 そして南半球のあなたには、涼しく、過ごしやすくしてホビーをお楽しみください。

次回もこのブログにてお目にかかりましょう。

 

造形村 代表 重田英行

 

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そのSWSウーフーのご予約受付期間は
2013年2月末日まで! 

どしどしご予約をお待ちいたしておりますね。
(勿論この予約特典は全世界のフレンドショップでも適応されます。)

【SWSウーフー先行ご予約特典について】
ご予約の皆さま全員に対し、一機のご予約につきパイロット、航法士のフィギュア2体をセットでプレゼントいたします。

■ご予約特典:パイロットフィギュア

漆黒の空。敵爆撃機の後方、上昇しつつその下面胴体にピタリと照準を合わせるウーフーのパイロット。
手に汗握るその瞬間を見事な造形で表現しています。

■ご予約特典:レーダー手フィギュア

こちらはウーフーの後方レーダー手。
暗闇の中に敵機を求めてスコープに集中するその姿にご注目。
いずれもコックピットにぴったり収まるよう造形されています。

また、同様の特典プレゼントは「SWSフレンドショップ」へのご予約にも適応されますので、おなじみのフレンドショップにご予約をされてもOKです。


 


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